春の高校野球東北大会花巻東が初戦【岩手】

高校野球！

8日、福島で開幕した春の高校野球東北大会。9日は県勢で唯一残っている第1代表花巻東が登場、終盤まで1点を争う展開となりました。
　ベスト4をかけた戦いは宮城第2代表東北との一戦。東北は9日、5回コールド勝ちと勢いに乗っています。花巻東の先発マウンドには左の萬谷。コーナーを突くピッチングと80キロ台のカーブを織り交ぜながら、3回まで相手打線を抑え込み攻撃のリズムを作ります。
　3回ウラ、先頭の萬谷自らがチーム初ヒットを放つと、チャンスを広げ、打席には高校球界屈指のスラッガー3番佐々木麟太郎に対し、相手投手が暴投。この間に3塁ランナー萬谷が返り、花巻東が先制します。
その後は、両チーム譲らず再び試合が動いたのは6回。ここまで好投を続けてきた萬谷がつかまり、1対1の同点とされると、なおもピンチで犠牲フライを打たれ2対1と勝ち越しを許します。
　それでも6回ウラ、花巻東は先頭の1番小原がレフトへのツーベースで出塁し、1アウト3塁のチャンスで佐々木に回りますが三振。続く田代もライトフライに打ち取られ同点のチャンスを逃します。
　3対1とリードを広げられ迎えた9回。花巻東は2番渡辺からの好打順でしたが、三者凡退でゲームセット、花巻東は3対1で東北に敗れました。
　花巻東は去年秋の東北王者として臨んだ今大会でしたが、迫る夏に向け、課題の多い試合となりました。
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