福島県で開催 春の高校野球東北大会 盛岡大付と久慈が初戦【岩手】

高校野球!

2022/6/8(水)
 春の高校野球東北大会が8日、福島県で開幕し、岩手県勢は盛岡大付と久慈が初戦に挑みました。新型コロナの影響で春の東北大会の開催は3年ぶりです。
 県勢でまず登場したのは、盛岡大付です。去年秋の東北大会で準優勝した福島の聖光学院と対戦しました。
 盛岡大付は2点を追いかける5回、下位打線からチャンスを作ると、ここまでチーム唯一のヒットを放っている2番粕谷がセンターフライい終わりチャンスを生かせません。
 一方、聖光学院は6回、7回と着実に得点を重ね、7回表終わって9対0と盛岡大付を突き放します。
 7回ウラ、盛岡大付の攻撃も相手投手に抑えられ得点を奪うことができず、投打で圧倒され盛岡大付は0対9(7回コールド)で聖光学院に敗れました。
 一方、久慈は山形第一代表の羽黒と対戦です。試合は両エースの好投で0対0のまま中盤へ。
 均衡が崩れたのは5回。久慈は相手のエラーからチャンスを作り、8番荒谷のライト線に落ちるタイムリーで2点を先制します。
 しかし、そのウラ。ここまで好投を続けてきた久慈の小川が羽黒打線に掴まり同点とされると、なおもチャンスで、3番三浦には、3塁への打ち取った当たりでしたが、不運にもボールはラインを切れず、これがタイムリーとなり、久慈が2対3と勝ち越しを許します。
 試合は両者譲らぬまま終盤8回へ。久慈はツーアウトから2番宮沢がヒットで出塁し、続くキャプテンの佐藤の一打はサードのエラーを誘い、1塁ランナーの宮沢が一気に生還し3対3の同点。ここで、4番岩井が値千金のタイムリーで試合を4対3とひっくり返します。
 このまま試合終了かと思われましたが、9回ウラ、久慈はエラーとフォアボールが重なり同点とされると、最後は犠牲フライでゲームセット、久慈は4対5で羽黒に逆転サヨナラで敗れました。
 それでも久慈は終盤に一時逆転するなど東北の強豪相手に確かな強さを見せました。
 9日の県勢は、去年秋の東北王者花巻東が初戦を迎え、宮城の東北とベスト4をかけて戦います。

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