春の高校野球 九州大会 足で攻めた! 有明が初優勝【熊本】 (23/04/27 19:00)

高校野球!

熊本市で行われた春の高校野球 九州大会決勝は27日、熊本の有明と大分の大分舞鶴が対戦。持ち前の機動力で攻めた有明が初の九州大会制覇を果たしました。

【有明高校 山下 登阿 主将】
「基本、盗塁のサインはないので、(各人が)カウントを考えて走塁をしていると思う」

ひと冬かけて磨き上げた有明の武器は、ずばり「機動力」。初回、無死一塁の場面でいきなり村田がスタート。徳安の打球はレフト戦を破りヒットエンドラン成功。三塁、一塁とチャンスをつくります。

足立の強いゴロをサードがはじく間に有明が2点を先制します。このあと、両チーム小刻みに点を取りあい、迎えた五回、大分舞鶴の攻撃。

2死ながら二塁、一塁のチャンスで3番の児玉。センターにはじき返すタイムリーで3対3、試合を振り出しに戻します。

追いつかれた有明ですが、流れを引き戻したのもやはり機動力でした。1点勝ち越して六回、ヒットで出塁した森がすかさずスチール。冬場に鍛え上げた脚力で二塁を陥れると、このあと村田のタイムリーで生還し、5対3とリードを広げます。

有明打線はこのあと七回にも5本の長短打を集中させ一挙7点。14対3と大差をつけた八回には記録も生まれました。

第3打席から内野安打、2塁打、3塁打を放っている4番の小林。ホームランが出ればサイクルヒットという打席。

【有明高校 小林陽選手】
「後ろにつなぐイメージで振ったら、しっかり結果が出たのでよかった」

高々と舞い上がった打球はレフトへのツーランホームランでサイクルヒット達成。

合計20安打16点を挙げた有明が大分舞鶴を破り、春・秋通じてうれしい九州大会初優勝を果たしました。

「インコースのスライダー。完璧だった」
(サイクルヒットは気づいていた?)
「いま気づいた」

【有明高校 山下 登阿 主将】
「『甲子園に導かれるチーム』というスローガンでやってきたので、残り2カ月だが、また新しいチームを作っていけるようにやっていきたい」

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