高校野球!
能登半島地震の被災地にある野球の強豪校・日本航空高校石川に、2023年に岩手県宮古市から進んだ選手がいます。
正月、帰省していた彼は地元で練習しながら、仲間と野球ができる日を待っています。
現在(2024年1月12日時点)、宮古市内で野球の練習に励む日本航空高校石川の1年生・及川蓮志選手は、2023年の春に宮古市から野球留学しました。
及川選手は正月に帰省していましたが、学校がある石川・輪島市は地震で大きな被害を受け、生徒には当面の自宅待機が求められています。
日本航空高校石川1年 及川蓮志選手
「自分が約1年間くらい過ごしてきた場所が、ガラスが割れたりとか地面が割れたりしていて、すごくショックでした」
及川選手は、秋の大会で1年生ながら内野手としてベンチ入りしました。
チームは北信越大会でベスト4に入っていて、2024年の春にセンバツに出場する可能性があります。
及川選手が今練習している場所は、中学時代に所属していた岩手東ボーイズの練習場で、川口敏晴監督は練習に協力したいと話します。
岩手東ボーイズ 川口敏晴監督
「口には出さないけど、不安に思っている部分は多々あると思うんですけど。今は野球の環境を提供して、少しでも甲子園への準備をさせてあげるのが大事」
日本航空高校石川では、新年度から山梨県の系列校で全校生徒を受け入れるとしていて、それを前に野球部では来週にも練習拠点を山梨県に移す予定です。
日本航空高校石川1年 及川蓮志選手
「みんなと野球したいです。あと、ボランティア活動をやっていくということなので、そういうところでも全員で協力して貢献していきたい」
及川選手は1月15日ごろ、山梨県でのチームの練習に合流する予定です。