【伊野商vs PL学園】圧倒的優勝候補のPL学園が伊野商の渡辺投手の前に敗れる。【高校野球】

伊野商は高知県の旧三強(高知商，高知，土佐)に踏まれて強くなった県立商業高校で井本投手，谷山投手，山下司内野手などプロも輩出しています。
なお渡辺投手の女房役の二年生・柳野捕手はノンプロにも進み，あの野茂投手の球を受けています。VTRの捕球の両手取りが危なっかしく県立高の
高校生らしい初々しさを感じます。初めて全打席ダイジェスト画像を見せていただきありがとうございました。試合の流れが良くわかりました。
でも当時の記憶の通り八回無死からのＰＬ内匠君の二盗を阻止したことにより勝負が決したことを反芻しました。名将・中村監督も仕掛けの失敗に

半ば結果を納得していました。

桑田は高二の春が一番良かった。

渡辺智男は西武時代が凄かった。

春先に肩を痛めて投げ込みが足りないなか
臨んだこの大会の桑田投手が一番悪かったかなぁと思いますね。

桑田投手自身も大会前から珍しく弱気な
コメントをされていて、ちょっと手探りな感じもありました。

フォームはまぁキレイなんですけど、２年生の時みたいなエグい直球、カーブ共に見られませんでした。

それにしても渡辺智男投手の直球、ほんとに素晴らしく、プロ入り後もケガなどで短命で惜しまれますが、８９〜９１年頃、凄い球を投げてタイトル争いもしていましたよね。

西武はこの時期に渡辺久信、郭泰源、工藤公康、石井丈裕、潮崎哲也、鹿取義隆などと錚々たる顔ぶれでした。

まあ夏に対戦したらPL学園が勝ってただろうが、伊野商も強かった。
あの頃の高知はとにかくレベルが高かった。

この時自分は中学生で、学校から帰ってTVをつけたら2対1でPLが負けていて驚いた記憶があります。
試合後の渡辺投手のはにかんだような笑顔も印象的です。確か翌日の決勝で優勝決定後も全員大喜びするわけでもなく、アッサリしていて、マスコミから「新人類」扱いされてましたね。