春夏通じて初の甲子園出場 熊本国府の戦力は【熊本】 (24/03/11 18:00)

高校野球!

3月18日に開幕するセンバツ高校野球。春夏通じて初の甲子園に出場する熊本国府高校の戦力を取材しました。

2006年創部の熊本国府高校野球部。マネージャー含む61人、全員が熊本県内出身です。

【熊本国府高校 野田 希 主将】
「(このセンバツから)バットが変わるというところが一番のポイントかなと感じていたので」

ことしのセンバツ大会からピッチャー返しでのけが防止などを目的に『低反発バット』が導入されます。

打球速度や飛距離が低下し、今までヒットになっていた当たりが内野ゴロになるケースも増えると予測されています。

熊本国府の山田 祐揮 監督は低反発バットの導入を見越し、「守備」を第一にチーム作りを進めてきました。

【熊本国府高校 山田 祐揮 監督】
「きょうも2時間、3時間守備練習をしましたけど、(選手も)守りが自分たちのウリであるというのを自覚して今まで練習してくれた」

【ファースト中嶋 セカンド野田 サード梅田 ショート山田】
特に内野のレギュラーメンバー4人は、内野手で最も守備力が必要とされる「ショート」の経験者を起用しています。

【熊本国府高校 山田 祐揮 監督】
「(セカンドの)野田も元々ショートなので、サードの梅田もショートでしたし、一番難しいポジションを最初にみんなに経験させたことでそれがほかのポジションにも生きているのかなと」

ノックが終わると、今度は実戦形式のバッティング練習。自らキャッチャーの防具をつけて、選手たちに一番近いところから指導するのが山田流です。

【熊本国府高校 山田 祐揮 監督】
「目の前でバッターを見られる。バットの出方とか、タイミングの取り方とか。ちょっとズレてるなとか、体が先に行ってるなとか。一番あそこが分かるところなんで」

選手と共にグラウンドを駆け手本を示す、31歳の青年監督ならではの考え方で令和の高校球児に接します。

【熊本国府高校 山田 祐揮 監督】
「きちー、マジで。夏もやったら本当しんどいんでこれ。まあ、彼らが勝ってくれたらそれでいいです。さぁいこうか!」

得意のスライダーで打たせて取る、エースナンバーの坂井。トルネード気味の左サイドから力強い球を投げ込む植田とタイプの違う2枚看板にも安定感が出てきました。

【熊本国府高校 野田 希 主将】
「目標としては(甲子園)ベスト4というところを掲げているんですけど、その目標を達成するためにも初勝利を目指して、目の前の一戦一戦を全力で戦っていきたいなと思っています」

センバツ高校野球は3月18日に開幕。熊本国府は大会初日の第3試合で滋賀の近江と対戦します。

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