夏の高校野球・熊本大会 甲子園を目指す強い思い(熊本) (21/07/08 18:30)

高校野球!

10日開幕する夏の高校野球熊本大会です。
第1シードの東海大星翔と第2シードの熊本工業。
互いをライバル視する戦力と、夏の甲子園を目指す強い思いを取材しました。
【熊本工業 沼丈真主将】
「(ライバルは)東海大星翔。守備も攻撃も総合的に見ていいチームなので」
【東海大星翔 植田麗選手】
「(ライバルは)やっぱり熊本工業。粘り強さだったり」
【過去映像・秋の熊本大会】
主力選手が互いを意識する東海大星翔と熊本工業。
秋の熊本大会は準決勝、春は決勝でぶつかり、ともに東海大星翔が制しています。
第1シードの東海大星翔。この夏は本格派右腕の2枚看板で勝負します。
【180センチ・70キロ】
3年生の渡邉 慎之介投手、チームで最も回転数の多いストレートは球速以上に打者の手元で伸びを感じさせます。
カーブ、スライダー、カットボールと、どの球種でもストライクを取れるのが強みです。
2年生の合志 光陽投手、チーム最速の140キロ近いストレートは威力があり、決め球のチェンジアップは直球に近い軌道から鋭く変化し、空振りを奪う能力にたけています。
先発、リリーフどちらでも対応できる2人のエース格。
2018年夏以来の甲子園に向けて2人をどのように起用していくのか、野仲 義高監督の采配にも注目です。
攻撃面では、複数のプロ球団から注目を集めている植田 麗選手。
広角にパワフルな打球を放つ上、俊足と強肩も高い評価を得ており、不動の正捕手として、投手陣をリードします。
【東海大星翔・植田麗選手】
「渡邉と合志は力強いボールだったり」「自分が受けた(投手の)中では1番だと思います」「なんとしても甲子園に行って1勝を挙げることを目標にやってきたので、熊本大会は圧勝しながら甲子園に行きたいと思っています」
【転換】
【熊本工業・原田啓佑選手】
「春・秋と大事なところで(東海大星翔に)負けてしまったので夏は勝てるように頑張っています」
熊本工業の原田 啓介選手、打倒・東海大星翔に並々ならぬ決意を見せています。
選抜甲子園につながる去年秋の大会、原田選手は終盤にリリーフでマウンドに上り140キロ近い速球で東海大星翔打線を抑え込みました。
しかし・・・
【熊本工業 原田啓佑選手】
「最後の場面で投げさせてもらってそこで抑えきれなくてサヨナラ負けしてしまったので悔しかったです」
延長タイブレークの末、 自身のミスも絡んだサヨナラ負け。
あの一瞬を取り戻し、チームを甲子園に導くため。原田選手は投球の幅を広げようと新たに右打者の内角を突くツーシームを重点的に練習しています。
さらに・・・
打線でも4番・5番の中軸を打つ原田選手。シートバッティングでホームランを放つなど夏に向けて日に日に調子を上げています。
指揮を執る田島 圭介監督によると、主に先発投手として起用が濃厚な3年生、吉永 粋眞投手が球威・コントロールともに急成長中。
キャプテンで正捕手を任される沼 丈真主将も持ち前の強肩に加え打撃面でも着実な進歩を見せているということです。
【熊本工業・沼丈真主将】
「キャッチャーなのでできるだけ失点を減らして試合を自分たちのペースに
持っていけるように、試合を作っていけるようにしていきたいと思います」
コロナ禍で主要な大会や練習試合が中止となり、各チームが一発勝負で臨むトーナメント。
2年ぶりに夏の聖地を目指す戦いが始まります。

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