高校野球!
新型コロナウイルスの影響で長期間休校していた学校が再開する中、部活動も再開しています。
夏の全国高校野球が中止となる中、夏の甲子園に23回出場している強豪校・広陵高校の野球部も、およそ1か月半ぶりに活動を再開しました。
広島市安佐南区にある私立の広陵高校は、新型コロナウイルスの影響で休校が続いていましたが、1日に学校が再開され、2日からおよそ1か月半ぶりに部活動も始まりました。
これまで夏の甲子園に23回出場している野球部も、夏の全国高校野球や予選としての地方大会が中止となる中、放課後に活動を再開し、選手たちはノックやバッティング練習をして汗を流しました。
練習では密集を避けるためおよそ150人の部員が6か所に分かれて練習を行い、活動時間も当面はおよそ1時間短縮し、午後6時に終了するということです。
高校野球を巡っては、広島県高校野球連盟が独自の県大会の開催について検討を進めています。
キャプテンの宗山塁選手は「チームメートと会えない時間が長かったが、また同じ場所で練習できて幸せに思う。甲子園は目標だったが、ほかの学年ではできない経験だと思って前向きにやりたい」と話していました。
中井哲之監督は「子どもたちには『意味のない経験はない、今後の人生に生かそう』と声をかけた。部員はみんな前を向いて頑張っている。県大会がなくても3年生のために、練習試合など高校野球最後の場を作ってあげたい」と話していました。